コーンスネークはじめました
ぶりくら2016で、今まで探していた真っ白のコーンスネーク(ブリザード)が割安で売られており、逃がす手はないと購入した。
コーンスネークとは、アカダイショウとも呼ばれノーマルは赤黒いヘビで、ヘビの初心者向けペットの代表になる(トカゲで言うレオパのような位置)。
この種もレオパと同じく様々なモルフが存在し、多彩なコーンスネークの中から気に入った色の個体を探すのも楽しい。
真っ赤(アメラニスティック)と真っ白(ブリザード)のモルフでどちらにするか迷っていたのだが、白蛇は縁起よさそうなのでそちらにした(ただ、ブリザードやスノーなどの白系のモルフは餌食いが悪い割合が気持ち高いとの話も聞いたことがある)。
ヘビで一番身近な問題は『食べない』ことで、無事卵から孵っても餌のマウスを一切食べてくれないで餓死みたいなことがある。店員さんは慣れているので、そういう場合でも無理やり口にぶち込むらしいが、結局そういう個体は食べるようにならないことが多いとのこと。
ぶりくら2016の会場でも『餌食い難あり』などを注意書きが書いてあったり、その個体は割引シール貼っていたりしていた。
そこで、まずはじめに確認を取る。
俺「この子の餌食いはどうですか?」
店員さん「バッチリですよ食欲は十分です」
とのことだったので、迷いは消えてブリザードにした。後悔はない。
まだ生まれて間もない個体で、サイズはまさに“うどん”。
太さ長さだけでなく色までも“うどん”である。
現状まだ色がピンク寄り。小さいうちは血液や内臓の色が透けてピンク色だが、成長して太くなると真っ白になる(遺伝によって多少黄色とか色が出ることもある)。
まだ新しい環境に慣れていない上に、かなり若い個体のためハンドリング等は暫く先の予定。
ピンクマウスのSを解凍してやってみたところ、すごい勢いで食いついてきたので非常に嬉しい。頑張って食べてるところは感無量という感じだった。
ぶりくら2016に行ってきました
先日関西に行く用事があり、ちょうどその翌日が“ぶりくら2016(ぶりくら)”という爬虫類等の即売会イベントだったため、少し足を伸ばして参加してきた。
このイベントは爬虫類に限らず、両生類や昆虫、観賞植物など生体や、それらに関する関するグッズ等も販売されており、見てるだけでも十分に面白いイベントだった。
観ていた範囲では、きれいなタランチュラやハリネズミなども置いている店舗があり、結構幅のあるイベントだと思う。
入場料に1000円かかるが、購入可能な爬虫類中心の動物園だと思えば決して高い入場料ではない(動物園というよりフリーマーケット感が強かった)。
見ているだけで楽しいと言っても、購入等の目的がある場合は、いい子は次々買われていってしまうため、のんびり見て回るというより血眼で見て回ることになりそう。というか、なった。
非常に活気があり、とてもよいイベントであった。
ホテルのチェックアウトの時間の関係で開場1時間前に現地についたが、すでに200人以上の人が並んでいたということから、その人気や活気がわかるかと思う。
こういったイベントは大小あれど、月に2,3回程度で全国どこかでやっているようなので、興味があればぜひご参加あれ。実は同日に東京でHBMという爬虫類イベントもやっており、ブリーダーさんが二手に分かれてしまっていたらしい。と言っても、先程言ったように非常に人気のイベントだったけど。
『全国どこかで』と書いたが、ほとんど東京か西日本で開催される。東京以北で開催されることは殆ど無いので、以北に住んでる身としては都合が合って本当によかった。
下の写真は許可を取り撮影させてもらった。
ここはピンクスノーのコーンスネーク専門店のような販売をしていた。この色、顔つき、本当に可愛いな! 高級な和菓子みたいだ。
P.S.
お迎えもあったので、次の投稿はそれについて話
レオパの脱走について
今回は、レオパ飼ってるとよく問題になる、レオパの脱走について
レオパはそれなりに高さのあるケージでないと、蓋の閉め忘れ普通に【脱走】する。
で、脱走するタイミングで目撃していれば捕まえられるくらい十分トロいが、蓋の閉め忘れて放置している間に脱走した場合は探す必要が出てくる。
脱走シーンの一例(蓋開けとくだけですぐこれ)
あと、多少高いところにケージを置いているからそこから降りられないはず、という予想は多分外れる。彼ら、高低差気にしないで普通に落ちたりするので、逃げられる云々だけでなく怪我の原因にもなる。
【 脱走してしまったら 】
- 踏み潰さないように足元に細心の注意を払う
- 焦らない
- 付近の物陰を探す
- さらなる脱走経路を塞ぐ
- 物音のする場所を探す
- 暗い場所を探す
- 冷たい場所を探すor暖かい場所を探す
- 夜に突然明るくして探してみる
1番から順にやってみよう
- 踏み潰さないように足元に細心の注意を払う
レオパは小さいし、上に行く能力は低い(壁登れない)
まずは踏み潰死を警戒する必要がある
- 焦らない
レオパは餌なんて1周間くらいなくても平気だし、水皿を用意して部屋中に配置しておけばすぐに死んだりしない。
ただし、遠くに行かれると困るので脱出経路を塞ぐのは確実にやろう。
注:ただし、気温が低い冬場は早く見つけないと低体温で死んだりする
- 付近の物陰を探す
一番ありえるのは、ケージ付近の物陰で休んでいること。
自分は3回脱走されたが、そのうち2回は付近の紙袋の中でおやすみだった。
- さらなる脱走経路を塞ぐ
これで見つからない時は部屋の外に出ないよう、出入り口を塞ぐ必要がある。
流石に外に出て行かれると捕まえるのはほぼ不可能になる
- 物音のする場所を探す
どこかでこう書かれている人がいた「レオパはリモコンと違って音を立てる」
その通りで、自分も寝ている時に物音を感じて起きたら、ケージの蓋が開いていた、という展開で脱走に気がついたことがある。
ただし、飼っている人はわかると思うが、彼らは爬虫類でアクティブな動物じゃない。運よく音を出した時に出くわす確率は高くない。
自分も物音でに注意して探してみたが、家鳴の方が頻繁なくらいだった。
- 暗い場所を探す
もちろん、レオパは性質的に暗い場所に集まる。
暗くて低い場所を片っ端から注意深くひっくり返していく必要がある。
- 冷たい場所を探すor暖かい場所を探す
レオパは暖かい場所を好むので暖かい場所を探す(冷蔵庫の下とか)。
しかし、爬虫類は寒い場所だと体が動かないため、寒い場所で動けないくなっている可能性もある。
- 夜に突然明るくして探してみる
レオパは夜行性なので、夜間に動き回っていることが多い。
夜、辺りを暗くしてから物音に注意してみる、急に明かりをつけてみる、などで見つかることもあるらしい。
追伸
脱出1,2回目はすぐ近くの紙袋から見つかり、創作時間は10分弱でした。
ただ、3回目は少し遠くまで逃げていて、一日見つからず、次の日に「流石にこんな奥の方にはいないだろ」と思っていたところにいた。
根気よく、居る可能性が低くても「低くて暗い場所」を探し続けよう。
日頃の世話について
レオパを飼い始めた後、日々の世話について
(できるだけ)毎日の仕事
- 糞掃除
いつも同じ所に糞をするので、そこだけ小さく折った紙でも敷いておいて、さっと交換できるようにすると楽。
これを毎日する理由としては、一度した糞が残っていると第二候補の糞場所を作り、そこに糞をし始めたりする。そこには折りたたんだ糞受けがあるとは限らない。
なにより、放っておくと臭い。
- エサやり
成長した個体は毎日ではなく、3日に1回ぐらいになるので、大変なのは小さいうちのみ。
小さいうちは食べるだけやればOK。大きくなったら太らない程度に、ということらしいが、まだうちのもそこまででかくないのでわからん。
でも、エサやりは楽しいから毎日やりたい気持ちもある。
- 温度管理
25~30℃を維持できているかチェック。
冬場は下がり過ぎを警戒し、逆に夏場は温度が上がり過ぎを警戒。
できるだけ毎日、温度計の最大温度・最小温度を確認したい。
春秋はヒーターの設定だけで維持できる気がする。
- 水交換
水は温度高めのケージ内なので蒸発するし、古くもなるので、できるだけ毎日変えよう。
ただし、長期で離れるときは私はこれ使ってる。ヤドカリ用と書いてあるけど、コメント欄見るにみんな他の用途で使ってるな。
その他
- 脱皮がうまく行ってない場合のフォロー
これに関しては、うちのレオパが一度も脱皮不全を起こしたことがない(というか、白くなったことに気づいてもいつの間にか脱皮終わってる)ため、その辺のウェブページ上に書いてあることを参考にしたほうがいい。
けれど、この脱皮不全のチェックは毎日見て確認している。
脱皮不全でレオパの指がなくなったりするらしいので、指先に皮が残ってるとか、だったらぬるま湯にレオパを漬ける“温浴”をさせるらしい(ぐぐって)。
まとめ
できるだけ毎日、糞掃除・エサやり・温度チェック・水交換はやろう。
これまでに3度ほど脱走されたので、次回は脱走時の対策について書く予定。
追伸
最近、うちのレオパも大きくなってきたので、冷凍コオロギのサイズをLに上げた。
外の世界に興味があるようで(3度も脱走したので、冒険家なのはよくわかったが)、ぷにぷにのお腹が撮れた。この時期はひやっとしてて触ると気持ちいい。
最近雰囲気変わったなぁ、と思ったんだけど原因は二重まぶたが豪華になったせいだと気がついた。つけまつげのような雰囲気が加わった気がする。
飼い始めの経費や必要なもの
ここからは、これなら飼いたいと“レオパを飼う”と決めてから、初期投資として必要となるものは大体以下のとおり。 値段はアバウトなので、参考程度に
- 生体(レオパ)……5000~20000円
- 爬虫類用ケージ……4000円
- シェルター……500円
- 水皿……100円
- パネルヒーター……4000円
- 温度計……500円
- 霧吹き……100円
- 床材……100~1000円
- 餌……1000円/月
- カルシウム粉末……500円
- ゴミ袋(小袋推奨)……100円
大体、合わせて10000~30000円くらい。
この値段の振れ幅の主な原因は生体
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生体について
レオパは【モルフ】という遺伝の形質の違い(肌の柄の違い、眼の色の違い、大きさの違いなど)によって結構値段に幅がある。あと、大きく育っている個体ほど高いイメージ有り。
モルフはすごい種類が豊富なので、詳しくはググッてしっかり書いてあるページ見たい方がいい。
自分もこれが一匹目な上に、自然種に近いモンタヌスというマイナー気味なものを選んだので詳しく語れない。
繁殖させたい、増やしたいという人は特にこの辺の知識が必要かも。
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爬虫類用ケージ
これは広い良い環境を用意しようとすればもっと高くなるが、レオパ自体はそんなに大きくならないので、このぐらいの値段で収まると思う。
安く済ませたければ衣装ケースとかでも飼えるのかも……
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シェルター・水皿
シェルターは大きく分けて2種類で
①タッパーの横に穴を開けて中に水草を詰めたシェルター
②素焼きの水受け付きシェルター
どっちでもいいが、どちらにしても週に1回ぐらい洗ってあげる必要がある。
水草は時々敷き直すために予備を買っておく必要がある。まぁ安いけど。
水草の準備が面倒だと思う人は、素焼きシェルターがカビるという話もチェックした方がいい。
水皿は湿度保持と予備用飲水、のような感じ。
おそらく直接そこから飲んでるわけではなく、壁の水滴とか舐めてるので、毎日霧吹きする人は要らないかも。
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パネルヒーター・温度計・霧吹き
25~30℃付近で多少湿度のあるところ、という想定で飼うペットなので日本に住んでいるなら必要になると思う。温度計は温度の上限、下限が記録されるタイプだと便利。
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床材
床材は格好良く飼うなら、爬虫類用のデザートサンドとかカルシウムサンドとかそういう、誤飲しても問題ない土を使う。
面倒なら、キッチンペーパーを床に敷くだけでOK。
私は土だと清掃時にめんどくさいのでキッチンペーパーにして、全部捨てて水洗い、という掃除をしている。
レオパは糞尿をする場所をある程度固定するので、そこに厚めに折ったキッチンペーパーを設置してそこだけ取り替えると毎日のフン掃除が簡単。
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餌・カルシウム粉末
前の記事でやったからいいよね。
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ゴミ袋(小袋推奨)
床材のところで話したように、一日一回フン掃除があるため、それをちょろっと袋に詰めるための小さいゴミ袋の購入をおすすめする。フンは流石に臭うので毎度袋に詰めたほうがいい。
この辺はしっかり書いてあるサイトもあるのですべて参考程度に。
あと、私は総額24000円くらい。主な原因は生体15000円。
必要ではないけど、個人的オススメは体重計(料理用の計り) !! これがあると、健やかな成長が確認できて楽しいですよ。
次は飼っていく上で必要なことについて書こう。部分的にはこれまでに書いてるけど、毎日何をやっているか、はっきりは書いていない。
次回予告用に、通常時と脱皮直前の差分画像を上げよう。二枚目はすげー白い。カビてんのかと思ったわ。
エサ(コオロギ問題)について
「爬虫類に興味を持っていても虫は苦手」というタイプの人は結構いると思う。自分もそうだし。そして、レオパ飼育において生き餌のコオロギというのが障壁になる人もいると思う。
餌の種類として
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コオロギ(生き餌、一番メジャー)
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デュビア(外国のトロいゴキブリ、生き餌)
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ピンクマウス(大抵冷凍)
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グラブパイやゲッコーフード(人工餌)
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冷凍コオロギ
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乾燥コオロギ
- 寿命がある
- 逃がすリスクが有る
- ヒーターやケージなど場所をとる
- 高頻度で再購入が必要(デュビアは繁殖できるらしいが)
- こいつらにも餌が必要
- 逆にコオロギがレオパを齧ったりする
- 保存がきく(冷凍なら数ヶ月はいける)
- 場所を取らない
- 値段が安い(生き餌と比べて特別高いということはない)
- レオパを齧ったりしない
- 小出しにできる(チャック袋等で冷凍保存)
追伸、最近あざといポーズを覚えてきているみたいです。